「楠水ギャラリー」は「本庄の大楠」を描く福岡在住の画家、嶋田隆の作品・資料・プロフィール・エピソード等を紹介している公式ホームページです。

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GALLERY 1989-2000 ギャラリー

大楠
製作年代1935年〜1979年

製作年代1980年〜1988年

製作年代1989年〜2000年

製作年代2001年〜2006年
その他
製作年代1936年〜2002年
書・漢詩
製作年代1975年〜2001年

題名 本庄の大楠B
制作年代 1989年 画材 油彩 号数 30
大樟は、昭和55年(1980)、栄養状態が悪くなって葉が落ちてしまいました。毎日のようにその姿を眺めていた私は、異変に気づき町長に直訴。驚いた町長は県庁に報告。早速、大樟の空洞に雨水をしのぐために銅版でできた「蓋」が取り付けられました。迅速な手当ての結果、見事に新芽を吹いた大樟をおじいちゃんに見立て、復活の喜びを「赤頭巾」で表現しています。鳥居と大樟を比べれば、この木の大きさがおわかりいただけると思います。第2回サロン・ド・パリ展に出品、委員に昇格しました。

題名 老楠孫を産む1991(空洞の中の若樟)
制作年代 1991年 画材 油彩 号数 30
明治34年の大火事で焼けた傷跡は薄皮一枚、かろうじて養分を吸い上げています。表で若く美しい緑葉をゆらす大樟を支えているのは、この年老いた樟です。若い世代を見守る老樟の姿にわが身を重ね、湾岸戦争の影響でパリ展が中止となり、東京で開催された第6回サロン・ド・パリ展に出品すべく絵筆を取りました。
所蔵:浄徳寺所蔵

題名 大楠全景(福)
制作年代 1995年 画材 油彩 サイズ 208×386cm
福岡県築城町の浄興寺に寄進した障壁画〔襖絵〕。お寺と油彩という組み合わせは大変珍しいのですが、白木をふんだんに使った明るい本堂の左右には襖絵が華やかに溶け込んでいます。これは、ご本尊に向かって右側の4枚ですが、朝日を浴びながら伸びていく若樟は自然が育んだ「希望」の姿。豊かな曲線で描かれた太陽の光には、常にやさしく見守る「母性」への限りない思慕を託しました。人間を越えた大自然の大きな力によって、私たちもまた、生かされています。(浄興寺所蔵)

題名 大楠全景(寿)
制作年代 1996年 画材 油彩 サイズ 208×386cm
福岡県築城町の浄興寺に寄進した障壁画〔襖絵〕。お寺と油彩という組み合わせは大変珍しいのですが、白木をふんだんに使った明るい本堂の左右には襖絵が華やかに溶け込んでいます。これは、ご本尊に向かって右側の4枚ですが、朝日を浴びながら伸びていく若樟は自然が育んだ「希望」の姿。豊かな曲線で描かれた太陽の光には、常にやさしく見守る「母性」への限りない思慕を託しました。人間を越えた大自然の大きな力によって、私たちもまた、生かされています。(浄興寺所蔵)

題名 大楠全景F(幸福)
制作年代 1998年 画材 油彩 号数 10
知人に所望されて描きました。筆先で絵の具を塗り重ね、遠くから木を見たとき、一本の枝が抱えている葉が一つの塊のようにきらきらと輝いているのを表現しました。
所蔵:介護老人保健施設青海山荘

題名 大楠全景2000
制作年代 2000年 画材 油彩 号数 50
この絵が、妻洋子に見守られながら描いた最後の一枚になりました。天を突いて伸びてゆく大樟の力強さを、キャンバスの左上まで伸ばした太い枝で表現しています。この主幹を際立たせる一方で、大樟の雄大さを表わすためには、枝の隙間から見える空もまた重要で、どのように空間を作り出すかはいつも苦心するところです。この絵は、小倉師範学校時代からの盟友である、故後藤忠雄氏(響ホール元館長)がホールに飾ってくださいました。今頃は、妻の魂もコンサートを楽しんでいることでしょう。

題名 老樟孫生
制作年代 2000年 画材 油彩 号数 50
所蔵・北九州市響ホール。この絵が、妻洋子に見守られながら描いた最後の一枚になりました。小倉師範学校時代からの盟友である、故後藤忠雄氏(響ホール元館長)がホールに飾ってくださることになりました。今頃は、妻の魂もコンサートを楽しんでいることでしょう。

所蔵:響ホール
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