「楠水ギャラリー」は「本庄の大楠」を描く福岡在住の画家、嶋田隆の作品・資料・プロフィール・エピソード等を紹介している公式ホームページです。

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GALLERY 1980-1988 ギャラリー

大楠
製作年代1935年〜1979年

製作年代1980年〜1988年

製作年代1989年〜2000年

製作年代2001年〜2006年
その他
製作年代1936年〜2002年
書・漢詩
製作年代1975年〜2001年

題名 枯死寸前
制作年代 1980年 画材 油彩 号数 10
1980年、大樟が栄養失調から葉を落としてしまったときの様子を描いた一枚です。私は日ごとに葉を落としてゆく哀れな大樟を見つづけては、一日も早く対策を講じてもらえるよう、町長に働きかけました。

題名 大楠全景
制作年代 1981年 画材 油彩 号数 50
「一足お先にお嫁いり」。この絵は、東京の上野で行われた全日本美術協会主催の展覧会場から直接、結婚が決まった娘の嫁ぎ先に送りました。

題名 老楠孫生
制作年代 1982年 画材 油彩 号数 50
大樟の裏側に回り、「西から見た大樟」を作成して三年が経ちました。この構図はおもしろく、描いていると次々にイメージがふくらんできました。ぽっかりと口をあけた焼け跡の空洞からは、元気な孫生(ひこばえ)が朝日に向って立ち上がり、火事でその身を焦がしてしまった老樟は、狐やウサギ、狸の形に姿を変え、自分の後を継いでくれる若い力を見守っています。次の世代への限りない希望を託したこの絵は、展覧会で共感を呼び、毎日グラフ、芸術家年鑑、芸術グラフなどに掲載されました。

題名 大楠蘇生
制作年代 1984年 画材 油彩 号数 10
迅速な手当ての結果、見事に新芽を吹きました。その大樟の姿をおじいちゃんに見立て、復活の喜びを「赤頭巾」で表現しました。鳥居と大樟を比べれば、この木の大きさがおわかりいただけると思います。

題名 老いて益々盛んなリ1985
制作年代 1985年 画材 油彩 号数 30
所蔵・青蓮保育園。前景に植え込みをおくことで、樟の木の後ろに広がりが感じられます。右側の空洞には「子樟」が顔を覗かせています。

題名 国の天然記念物本庄の大楠蘇生するA
制作年代 1986年 画材 油彩 号数 30
1985(昭和60)年、日本美術出版社が「サロン・ド・パリ」を創立し、海外で日本の美術展を開催することになりました。これまでずっと国内の展覧会に「大樟」を出品してきた私は、「大樟」を世界に広めたいと思うようになりました。正会員に応募したところ、合格証と会員証の盾をいただきました。これも皆、大樟の神様のお陰です。この絵は、第1回パリ展で、サロン・ド・パリ芸術公論賞を受賞しました。
所蔵:増成善明氏  サロンドパリ芸術公論賞受賞

題名 国の天然記念物本庄の大楠蘇生するC
制作年代 1988年 画材 油彩 号数 30
この絵は、フランスのパリで開催された第3回サロン・ド・パリ展に出品しました。海外に出品するので、日本らしさを出すために漢字を書き込んでいます。支柱を以前より細く、湾曲して描くことで、支えねばならない木の重さを表現しています。大樟の葉は遠くから見ると、枝ごとに丸く繁り、太陽の光を受けてきらきらと輝いています。
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